2020年7月にYouTubeの仕様変更があり、8分を超える動画がミッドロール広告対象となりました。
すでに収益化を果たしている方はご存知かも知れませんが、これは広告を表示しているYouTube運営者にとっては大きな変更点です。
という事でこの記事では、今回のYouTubeミッドロール広告の条件変更の内容について詳しく解説していきます。
ミッドロール広告ルールがついに変更
YouTubeヘルプより「動画にミッドロール広告を表示するための要件が 10 分から 8 分に引き下げられました。7月後半より、8分を超える動画がミッドロール広告の対象となります。」という公式アナウンスがありました。
簡単に言うと、「8分を超えた動画には好きなタイミングで広告を表示させてもいいよ〜」という事ですね。
今までは10分以上が条件でした。1本の動画でなるべく広告収益を上げたいYouTube運営者にとっては、10分が1つの壁でした。
それが8分で良くなった。この2分の差はかなり大きいです。
そもそもミッドロール広告とは?
そもそもミッドロール広告とは、「動画の途中で広告動画を挿入して配信する広告手法」のことです。
YouTubeを見ていると、動画の途中で「広告まで5・・4・・3・・」とカウントダウンが始まり、動画が遮られるアレです。
今までは10分以上の長い動画を作った場合に限って、このミッドロール広告を差し込むことができました。
だからみんな頑張って(時にはちょっと無理して)10分の壁を何とか超えていました。
ちなみにこのミッドロール広告は、YouTubeStudioの中で自分の好きなタイミングで貼ることができます。
なので離脱率を抑えるためにあえて貼らないこともできるし、広告費優先のために貼りまくることも可能です。
広告の対象が10分から8分に変更
広告の対象が10分から8分に変わったということは、YouTube運営者からすれば広告を入れやすくなったということ。
逆に視聴者からすれば、8分ほどの短い動画でも何度も広告を目にする機会が増える可能性が出てくるという訳です。
視聴者からすれば、あんまりありがたい話ではないですね。
好きなチャンネルの1本の動画時間が「10分〜」から「8分〜」に変更される事が多い場合、ああそういう事かと思って頂ければいいです。
ミッドロール広告はどうやって設置する?
今回のミッドロール広告8分ルールは、YouTube運営者にとってはありがたい機能です。
実はこのミッドロール広告は、過去の投稿動画でも8分以上であれば広告を入れる事ができます。
なので今まで10分以上の動画を投稿しておらず、ミッドロール広告を設置した事がない方でも、過去の動画にミッドロール広告を差し込むことが可能になりました。それも自分の好きなタイミングで設置できます。
ではどうやってミッドロール広告は設置するのか?
設定方法には「自動挿入」と「手動挿入」の2つが存在します。
自動挿入とは?
手動挿入とは?
どの画面をイジってどうやって配置するかは、YouTubeの公式チュートリアルで解説されているので参考にしてみて下さい。
ミッドロール広告ルール変更により今後予想されること
今回はYouTubeミッドロール広告の条件変更の内容について公式サイトをもとに解説してきました。
10分以上のミッドロール広告ルールと、YouTubeがユーザーに長時間視聴(平均視聴維持率の高い)される動画を評価する特徴から、意図的に10分超えを1つの指標として運営してきたYouTubeチャンネルも多くあります。
今回の規約変更により、動画全体の時間が短くなってくるかなというのが予想です。
またミッドロール広告のハードルが少し緩やかになったことで、今後もYouTubeに参入する人口は増えてきそうですね。
運営されてる方なら分かりますが、この2分の差はかなり大きい・・・。
そしてミッドロール広告が1本あるかないか、この差も収益に大きく影響します。
広告ばかりに目が眩み、YouTube運営本来の目的を見失わないようにしていきたいですね。