さくらインターネットで取得したドメインをGoogle Search Console(サーチコンソール)に登録するまでの手順について説明します。
2019年にGoogle Search Consoleで新たに追加された「ドメインプロパティ」に、さくらインターネットで取得したドメインを登録する手順です。
所要時間は10分程度です。
ドメインプロパティで登録することでhttp・https・www・サブドメイン・サブディレクトリと言った複数のURLを1つにまとめてデータを管理することができるので、従来の「URLプレフィックス」よりも、ドメインプロパティを利用することを推奨すると記載されています。
こんな方向け
さくらインターネットの独自ドメインをSearch Consoleに登録したい方
「URLプレフィックス」ではなく「ドメイン」プロパティで登録したい方
Google Search Consoleでの手順
準備するもの
- サーチコンソールのアカウント
- 契約しているさくらインターネットの管理画面
Google Search Consoleを使用するためにはGoogleアカウントを取得している必要があります。
サーチコンソールのアカウント登録・画面の見方についてはこちらの記事をご参照下さい。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://tech-movie.net/google-search-console/ target=”blank”]プロパティタイプで「ドメイン」を選択する
まずはGoogle Search Consoleで進めていきます。
Search Consoleの下記のプロパティ選択の画面に入ったら、左の「ドメイン」の空白に登録したい自分のドメイン名入力し、「続行」ボタンをクリックします。
この際、https://やhttp://などは付けずにドメイン名を入力します。(https://を付けるとエラー表示になります)
過去に違うサイトをプロパティ追加したことがある方は、左上のメニューバーから「+プロパティを追加」をクリックすると、プロパティ選択画面になります。
左下のプロパティを追加をクリック
TXTレコードをコピーする
「続行」ボタンをクリックした後は、下記のように「DNSレコードでの所有権の確認」というタイトルのウィンドウが表示されます。
その後は「2.」の「TXTレコードを〇〇〇(自分のドメイン名)のDNS設定にコピーします」の下からTXTレコードをコピーできるので、クリップボードにコピーしておきます。
これで、自分がプロバイダの所有者であることを証明するTXTレコードがコピーされたことになります。
ここまででGoogle Search Consoleでの作業は一旦終了です。
この画面は後ほど使用するので残しつつ、次にさくらインターネットの管理画面で作業を進めます。
さくらインターネット上での手順
さくらインターネットの管理画面での手順を説明してきます。
まず、さくらインターネットの管理画面にログインします。
管理画面が開けたら、メニューの「契約情報」から「契約ドメインの確認」をクリックします。
するとさくらインターネットで契約ドメインの情報が一覧で表示されるので、右下の「ドメインメニュー」をクリックします。
すると「管理ドメインとネームサーバーの一覧」という画面が開きます。
そこから今回Google Search Consoleに登録したいドメインの「ゾーン編集」をクリックします。
そうすると、以下のような情報が表示される画面になるので、左側にある「変更」ボタンをクリックします。
以下のような画面に移ります。
ここで「エントリの追加と変更」の「種別」と「値」の欄を編集していきます。いじる箇所は2つです。
先ほどサーチコンソールのドメインプロパティ画面でコピーしたTXTレコードを丸々貼り付けます。
項目 | やること |
エントリ名 | 空欄のままでOK |
種別 | 「テキスト(TXT)」を選択 |
値 | Google Search Consoleの作業でコピーした、TXTレコードを貼り付ける |
DNSチェック | する |
TTLの指定 | チェックしない |
上記の2つが記入できたら、下の「新規登録」をクリックします。
そうすると右上の表の「TXT」(3行目)に、コピーしたTXTレコードが追加されていることが確認できます。
ここまで完了したら、最後に画面左側にある「データ送信」をクリックします。
以上でさくらインターネット上での作業は完了です。
Google Search Consoleでの手順②
以下のSearch Consoleの画面に戻り、「確認」をクリックします。
無事に設定されていることが確認されると、以下のように「所有権を確認しました」と表示されます。
追加したTXTレコードが反映されるのに時間がかかるケースがあります。「所有権を確認できませんでした」という赤いメッセージが表示される場合、少し時間をおいてから再度「確認」してみて下さい。DNSとTXTの設定が適切に行われていれば、緑の「所有権を確認しました。」が表示されます。
無事に設定完了すると、Google Search Console上でデータを確認することができます。(こんな感じで↓)
とは言えWordPress でサイトをオープンしたばかりの頃はほぼ誰も見ていないので、グラフの変化がなくちょっとショックを受けるかも知れません(笑)。
こつこつとコンテンツを増やしていくことで徐々にグラフが右肩上がりになっていくので、最初はあまりグラフの波に捉われない方が良いです。
まとめ
今回は「さくらインターネットで取得したドメインをGoogle Search Consoleに登録する手順」について解説していきました。
豊富な情報が得られるGoogle Search Consoleは、自分のブログが今どの掲載順位なのか・どのくらいの表示回数なのか等が分かる、とても便利なツールです。
さくらインターネットで新しくドメインを取得された方は、この機会にぜひドメインを登録して活用してみて下さい!